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新たな始まり(終)

2014/05/15 15:49
体を返されて後ろから突き立てられる
霧がかかったような頭を
枕に押し付けて

しばらくその体勢でいると
次第に感覚が薄れてきた

彼は逝く気配がない

そのまま彼は離れてしまった


逝くのが早過ぎるから
タイミング逃してしまった

ごめんなさい、、、、


自分ばかりが味わってしまったことに
罪悪感が残った
でも体はもうぐったりとしていたから
少しほっとした気持ちもあった

ベッドに倒れ込んだままでいると
彼がお風呂を入れてくれた

先に入った彼の前に座る

温かいお湯が冷えて痛めつけられた体を
柔らかく包んでくれる
そして彼の腕もまた私を包む

ときどき私の体を摘んでは離す


どうだった?真っ白になれたか?

はい、、、なれました
ありがとうございます


ぽつぽつとそう答えて


よかったな


まるで他人がしたみたいに言うのは
いつものことで

ぼんやりとしていて
何を話したか覚えていない


お風呂からあがって
持参したチキンカレーとナンを温めて
サラダとお皿をテーブルに並べた

カレーはルーを使わずココナッツミルクと
ナンプラーでタイカレー風にしたもの
ナンはがんばって朝焼いてきたものだ
サラダはクレソンとマスタードのサラダ

自分でもあまりにも美味しく出来たから
彼に食べてもらいたかった

ノンアルビールを開けて
一息つく
食事も気に入ってもらえたみたいで
あっという間にたいらげた

作り方の説明をしたり
ゴールデンウィークの予定を話したり
今までと同じ普通の時間を過ごして

帰る時間が来た


2時間はしてたな


長いような短いような
不思議な時間だった

ホテル代を一部出そうとしたら
いいよと1枚返してくれた
稼いでるからなって言って


落ち合った場所に戻るまでの短い時間で

何かトラウマとか理由がないと
マゾにはならないって話をした

以前も同じような話をしたけど
反応は薄かった気がするのに
その日はそりゃそうだなって
理解を示した

何か知識を得たのか
調べたのか

Sとしての自覚が見えたような気がした

車から降りるとき
キスをした
唇を合わせるだけじゃなく
舌も絡めて

離れ際に
「愛してます」と告げると


「愛してるよ」と小さく返ってきた


ちょっとびっくりして
でも満面の笑みで
「がんばる」って彼に言って
ドアを閉めた

彼は西へ
私は東へ

それぞれ別れていく

体の疲労感がかなり強い
夜中の山道を気をつけながら走る

心は軽い
その表にある乳首はじんじんと疼いていた



これがずっとずっと欲しかったもの



その想いが今までにないほど
私を満たしていた




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よかったですね!
心が満たされ流のは、一番嬉しいことかもしれないですね。
カレー美味しそうです!
ナンも食べたいですー(笑)



No title

nanaさん

今まで心はどこかに置いてきぼりでした
自分から望んでこうなったというのが
私にとっては大事なことだった

カレーね、簡単だから
圧力鍋のおかげ

いっつも何か作って行ってます
今度は和菓子がいいらしい(笑)



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